「種苗」は、環境への意識と行動を高めることを目的としたポップアップ・エディションである。種子の入った紙片が小さな有機的な彫刻に折りたたまれており、水を与えて地面に置くと、植物に命が吹き込まれる。植えるという行為は、土壌の再生に参加する詩的な体験として提供される。植えられるオブジェのひとつひとつが、集団行動のアイデアをより大きなスケールで広げる個々のジェスチャーとなる。
軽い紙の形は、はかないもの、有機的な世界のはかなさを連想させる。
ひとたび植えれば、栄養価の高い肥沃な要素となり、ポジティブな影響を与える。国内で使用された後、「種苗」は第二の機能と第二の人生を見つける。